【超初心者向け】スマブラ講座その2 択ってなに?

にわです。

 今回は、スマブラに限らず格闘ゲーム全般で使われる。「択」について書いていきます。前回書いた読み合いにも関わりますので、気になった方は講座1も読んでみてください。

 

1 択ってなに?

 択とは「選択肢」の略語です。

択を多く持っているかどうかは勝敗に直結します。グーチョキパーすべてを使える人と、グーしか出せない状態でじゃんけんをするのでは大違いですね。

 とはいえ、じゃんけんではグーしか出せないことがばれなければ勝つことができますし、相手が変に勘ぐって自滅してくれることもあります。

 しかしスマブラはそうはいきません。どうしてでしょうか?

それは、スマブラが何度もじゃんけんをするゲームだからです。

 先ほど挙げたグーチョキパーを使えるAさんと、グーしか出せないBさんで考えていきます。

2 選択肢が3つ vs 1つの場合

1回目は、Aさんはとりあえずグーを出しました。Bさんもグーを出しました。あいこです。お互い攻撃を受けるか、相殺になりました。

2回目、Aさんはチョキを出しました。負けました。

 

3回目、Aさんはチョキで負けたのを踏まえてパーを出しました。勝ちました。

4回目、Aさんはパーで勝ったのでもう一度続けました。勝ちました。

ここでAさんは考えました。「もしかしてこの人はグーしか出せないんじゃないか」

5回目、Aさんはパーを出しました。もう後はお察しいただけると思います。

この試合でAさんは、Bさんがグーしか出せないことに気付いたので、その後は難なく勝ち続けることができるようになりました。

一方Bさんは、最初は攻撃が当たったのにめっきり当たらなくなったことに疑問を感じました。しかしどうすることもできません。最終的にほとんどダメージを与えられず負けるようになりました。

 

3 選択肢が3つ vs 2つの場合

Bさんは惨敗の反省を踏まえ、新たにチョキを習得しました。

1回目はAさんはパー、Bさんはグーを出しました。ここまでは前回と一緒です。

2回目、Aさんは「どうせグーしか来ないだろう」と考え、パーを出そうと決めました。

そこにBさんは新たに覚えたチョキを出しました。Aさんは驚くと同時に、パーだけではいけないと思うようになりました。

3回目、Bさんはグーを出しました。Aさんは悩みました。悩んだ結果、反応が遅れて一方的にグーが当たりました。チョキという選択肢を得たことで、そのままでは使えなかったグーを活躍させることができるのです。

もちろん、実際はこんなに簡単ではありませんが、選択肢が1つ増えるだけでも有効だということは理解していただけると思います。

 

4 終わりに

 ここまで長々と書いてきましたが、要約すると

・選択肢は多いほうが良いよ

・2つ選択肢を持つと、1つ目の選択肢がさらに生きるよ

 この2点になります。

選択肢を多く手に入れて、相手を翻弄させられると楽しいと思います。

次回は、読み合いであるときと読み合いでないときの違いについてざっくりと解説しようと思います。お読みいただきありがとうございました。